逃げてはいけないは本当か?

目の前にある課題から逃げてはいけない。

これは自己啓発の本なんかによくでてきます。

逃げても、その課題はまた別の場所でべつの形になって現れるからというわけです。

それも一つの真実です。

でも、それがすべてかといえば、そうでもないと思います。

身もふたもないけれど、状況によります。

逃げた先に見つけられるものも必ずあるからです。

逃げて逃げて今があるという考え方もあるわけです。

自分の場合、小学校でやっていたバスケがやめたくなって、中学校でバレーボール。

バレーボールが嫌で高校から始めた柔道が結果的に自分の今を作りました。

逃げないで嫌いだと気付いたバレーボールを続けていても今の自分はなかったと思います。

まあ、我慢して続けていても、別の今があったとは思います。

逃げるべきか、逃げざるべきか。それが問題だ。(笑)

じゃあ、どこでそれを判断すればいいのか?

その決断のための一つに、その選択で自分が後悔しないか、楽しめるかがあると考えます。

そして、もう一つが、どこかの本にあったけれど次の言葉です。

「大事なもののための我慢は自分を磨く。ただつらいだけの我慢は命が削られていくだけだ」

いじめだって嫌な仕事だってしがらみで続けている趣味だって、そのばから離れても世界がなくなるわけじゃないです。

つらい時には視野が狭くなっていて、判断が短絡的になってしまっていることが多いものです。

視野障害がある自分がいうのも何ですが・・・。(黒笑)

逃げて何もかもうしなってしまうと思っていても意外とそうじゃないなんてこともあるかもしれません。

強がりではなく、ほんとうにそう思えるなら、逃げるのも上策だと思うわけです。

孫子もそういってます。

そして、ここは逃げてはいけない、立ち向かうべき、向かい合うべきと思う時にはそこに最善をつくすべきです。

これは45歳の視覚障害のおじさんがそういってます。(笑)