結論からいうと、ケースバイケースです。
自分の意志を持っていないというか、同調圧力に負けているというか、利己的な保身が最優先になっているようで、格好悪いと思っていました。
でも、これは最近はそうばかりとは言えないのかなと考えています。
自分の思いや理想があり、それを浸透させたい、実現させたいと思っていても、強くものを言い過ぎて組織の中で排除されてしまえば、結局理想は遠のいてしまいます。
「あいつ、面倒くさいよね」ってやつです(笑)。
上にまかれたりもしながら、準備をし、時に妥協をしながらも組織の中でポジションを作っていくことが大切だとも思うようにもなりました。
自分の理想や思いが一人よがりであることもあるし、巻かれていく中で組織の論理を理解できるようになることもあるのかなと思います。
影響力を考えた時、一人のスーパーマンより、ビジョンを共有する組織的集団の強さを実感するようになったからかもしれません。
ただ、ここで重要なのは、組織の論理を理解することと、組織の悪習に染まってしまうのは全く別物だと認識しておくことです。
それを認識できていれば、巻かれるべきか、あえて流れに逆らうべきかの線引きが明確になるかもしれません。
とはいえ、実際はその判断も難しいし、線引き自体が難しいことも多いですね。
さらに線引きできたとしてもそれを実行する勇気、その際に生じるデメリットを天秤にかけてしまいます。
自分の中で同調圧力や自己保身の力はとても強いものがあります。
それに負けてしまい、自分にがっかりしたこともたくさんありました(苦笑)。
「義を見てせざるは勇なきなり」
人としてしなければならないことをわかっていながらしないのは臆病者であるという論語に出てくる言葉です。
長いものに巻かれるべき時ではない時には頭の中で何度かこの言葉を唱えるようにしています(笑)。
でもなかなか勇気が出せません。
かっこいい大人になりたいと思いつつ不惑と言われる年齢も、もう半ばになってしまいました。
相も変わらず迷ってます。
人としてやるべきことをできる人間になりたいし、自分にはそもそもやるべきこととはなにかということを判断できる力もまだ足りません。
まだまだやることが山積です(苦笑)。
これからもご指導よろしくお願いします。
押忍。