受けとる側の正解はいくつもある

「この文で示す部分で作者は何を感じているのか書きなさい」

こんな国語のテストありませんでした?

中には「ホントにそうなの?」って答えもあったような気がします。

作者は本当にそう考えて表現したのか

作者の意図じゃなくて、出題者の考えじゃないのと疑いたくもなるものもありました。(笑)

講演させていただくと感想文をいただけることがあります。

毎回、楽しみにしてます。(笑)

講演の感想文には実に様々な感想がありますね。

伝えたかったことが伝わっていないかなと思う時もあります。

そこは、こちらの表現の仕方、流れが悪かったかなと反省したりします。

そんなわけで、次回に向けて伝えたいことをちゃんと伝える発信側の努力は必要かなと思います。

その一方で、受け手としては、一つの本の書評をみても様々あり、それぞれに一利あるように、それぞれがいろいろなことを感じても、それは間違いじゃないのかなと思います。

論理的・客観的な記述や表現をするさいには発信側と受信側で同じ情報を受け取る必要がありますが、そうでない場合、感じ方の多様性は世の中をバラエティに富んだ面白いものにするんじゃないかなと思いました。

話のどこに引っかかるのかは千差万別、それを刺激にその人の何かが変わって、それぞれ違う別の力が伸びていく。

そう考えると、多様性を尊重する今の流れはやっぱり楽しい。

40代のおじさんは改めてそう思いましたとさ。

P.S.

天気がよく、子供達としりとりしながら散歩しました。

変な言葉をいうと無邪気に笑う子供達は見ていて飽きません。

でも、天使の顔ばかり見せないのが子供です。(笑)